震災で取材された男性「都合の良い部分だけを切り取ったり…テレビ局側が言いたいことを僕らに言わせるような構成」「もう加担したくない
東日本大震災から10年となった3月11日も、テレビ番組では様々な中継や特集企画が組まれた。それらは視聴者、そして被災者にとってどのような意味を持つのか。そして今、本当に必要な取材とはどのようなものだろうか。東日本大震災後に宮城県仙台市に移住、津波で甚大な被害を受けた荒浜地区で農家になった平松希望さん(28)は、「被災した当事者の方々にとって、当時のことを思い出すのはとても苦痛だ。