【将棋】王座戦、「中年の星」木村一基九段が先勝、タイトル奪取へ好発進
永瀬王座の先手で午前9時に対局開始。角換わり腰掛け銀の戦型になり、互いに「研究済み」を主張するかのように速いペースで指し手が進行。午後0時10分に昼食休憩に入るまでに手数は79手に達し、早くも終盤戦に突入した。午後1時に対局が再開されてからは、互いに一手一手に時間を使うスローペースに。夕方以降は際どい攻め合いが続き、永瀬王座が優勢とみられていたが、わずかなチャンスを捉えて木村九段が△9九角という角捨ての強手を放ち、攻め勝った。