群馬テレビ武井社長を解任 取締役会で賛成多数 人事異動3年で25回
業務実態を無視した人事異動などが不当労働行為にあたるとして、組合から群馬県労働委員会に救済を申し立てられていた群馬テレビ(前橋市)の武井和夫社長が22日、解任された。同日、開かれた取締役会で解任動議が出され、賛成多数で可決された。後任には、中川伸一郎専務取締役兼報道局長が就任する。武井社長をめぐっては、60人ほどの社員の人事異動を3年間に計25回、延べ約120人余りについて行ったなどとして、同社の労働組合(前島将男委員長)が10月、県労働委員会に救済を申し立てていた。