【五輪】「ヘタクソ」「八百長」 かつて「殺人犯」とデマを流されたスマイリーキクチさんが、パリ五輪中のSNS世論の暴走に感じたこと
「ヘタクソだな」「引退しろ」「買収されてるんじゃないの?」―。スポーツを見ながら、高ぶった感情でこんな言葉をテレビの画面に投げつけたことはないだろうか。スポーツは人の心を揺さぶる。それだけに、負の感情も増幅されやすい。パリ五輪の盛り上がりの裏で、SNSには誹謗中傷の書き込みがあふれた。テレビ画面に向かっていくら罵詈雑言をぶつけても、選手の耳には届かないが、SNSは違う。