【京都新聞/社説】NSCが中国防空識別圏・北朝鮮情勢などテーマに初会合。周辺国との平和のため政府は説明責任を
国民の目に触れる仕組みを欠いたまま、首相に強い権限を与える組織が走りだした。危機管理や外交・安全保障の基本方針を担う国家安全保障会議(日本版NSC)が発足し、安倍晋三首相と官房長官、外相、防衛相の4者に副総理を加えた初会合を開いた。武器輸出を慎んできた三原則見直しを含む国家安全保障戦略案や、中国が沖縄県・尖閣諸島を含む東シナ海上空に設定した防空識別圏への対処、北朝鮮の幹部人事情報などがテーマになったようだ。