【信濃毎日新聞/社説】北朝鮮報告書、中国・韓国と関係改善し拉致問題解決につなげたい
北朝鮮の人権状況について調べてきた国連調査委員会の最終報告書は、強い言葉で北朝鮮を糾弾した。拉致問題の解決に向け、日本政府は国際社会と連携を強めるときだ。報告書は、拷問や公開処刑、外国人拉致などの行為を挙げ、国家の最高レベルの決定により「人道に対する罪」が行われてきたと指摘した。その上で、関与した者の責任を国連が追及しなければならないとし、国際刑事裁判所への付託や国連特別法廷の設置を安全保障理事会に勧告している。