【中国】習主席、日米牽制の言動次々 中南米歴訪「サンタクロースのように金をばらまき」対抗軸誇示
【北京=矢板明夫】中国の習近平国家主席は約10日間にわたったブラジルなど中南米4カ国歴訪を終え、23日に帰国の途についた。習主席は、訪問国でインフラ投資やエネルギー分野での協力などを約束し、同地域での中国の存在感を高めた。また、安倍晋三首相が25日から中南米を歴訪するのを念頭に、歴史問題などで日本を牽制(けんせい)し「反米の闘士」とされたベネズエラのチャベス前大統領の墓参りをするなど、欧米や日本への対抗姿勢を鮮明にした。