【朝日新聞】朝鮮半島出身者らが過酷な採掘作業にあたった鉱山、李貞鎬(リジョンホ)さんが自ら経営した鉱山を記念館として開館
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府の中部、丹波地方一帯はかつてマンガンの国内有数の産地だった。マンガンは兵器製造には欠かすことができず、戦時中は朝鮮半島出身者らが過酷な採掘作業にあたった。そんな鉱山の一つが記念館として残されている。京都市の中心部から車で約1時間。右京区京北町の杉林に囲まれた山中に、丹波マンガン記念館はある。元鉱山労働者で在日1世の故・李(リ)貞鎬(ジョンホ)さんが1989年、自ら経営した鉱山を私財を投じて改修し、開館した。