【慰安婦問題】菅官房長官、クマラスワミ報告は「遺憾」「朝日が取り消した記事に報告書が影響を受けていることは間違いない」
菅義偉官房長官は5日午前の記者会見で、旧日本軍の従軍慰安婦を「性奴隷」と位置付け、日本政府に賠償と謝罪を勧告した1996年の国連人権委員会「クマラスワミ報告」について、「わが国の基本的立場や取り組みを踏まえていないことは遺憾だ」と述べた。菅長官は、朝日新聞が先月、韓国・済州島で女性を強制連行したとする吉田清治氏の証言は虚偽だとして、過去の記事を取り消したことにも触れ、「朝日新聞が取り消した記事内容に、報告書が影響を受けていることは間違いない」と指摘。