【国内】国債先物取引で相場操縦「見せ玉」 シンガポール在住の中国人投資家に課徴金へ
日本国債の先物取引市場で相場を操縦して利益を得たとして、証券取引等監視委員会が金融商品取引法に基づき、シンガポール在住の中国人投資家の男性に課徴金数十万円を科すよう近く金融庁に勧告する方針を固めたことが5日、市場関係者への取材で分かった。関係者によると、男性は平成25年ごろ、東証の日本国債先物取引で、発注と取り消しを繰り返して取引が活発であるかのように見せかける「見せ玉」という手法を使い、価格を不正につり上げたり下げたりして数十万円の利益を上げた疑いがあるという。