【日中】四川大地震や東日本大震災。危機の時に日中は隣人として互いに手を差し伸べてきた…被災地の人の思い、中国に伝わると信じたい
北京の日本人の間で1冊の本が話題になっている。「なぜ一六二人全員が助かったか」(社会評論社)。宮城県女川町の中国人研修生が東日本大震災で救われた背景を日中友好協会メンバーが取材し、日中両国語で1冊にした。震災時、町には研修生162人がいた。無事に済んだのは、避難をさせた後に津波から逃げられず亡くなった佐藤水産専務の佐藤充さんの判断や、町の人の支えが大きかったからだ。