【外交/南シナ海】東アジアサミット、名指しで中国批判の首脳なし 経済支援を切り札に抑え込む
【ネピドー隅俊之】ミャンマーの首都ネピドーで13日に開催された東アジアサミットでは、参加18カ国のほとんどが南シナ海問題に言及したが、名指しで中国を批判した首脳はいなかった。直前に北京で開かれた米中首脳会談で、中国の習近平国家主席は米国との協調関係の演出に成功。東アジアサミットでも経済支援を切り札に領有権を巡り対立するフィリピンなどを抑え込んだ格好で、南シナ海での実効支配を進める思惑に変わりがないことを示した。