【日中】中国上海市、在留邦人2年連続の減少 14年10月時点で約4万3千人に 大気汚染や円安影響か、“中国離れ”鮮明
【上海=河崎真澄】中国最大の国際商業都市、上海市の在留邦人数が2年連続でマイナスを記録していたことが分かった。複数の日中関係筋が明らかにした。上海市の在留邦人(旅行者や出張者などを除く3カ月以上の滞在者)の数は2014年10月時点で約4万3千人で、前年同時期の4万7700人から約10%減少した。12年秋の暴徒化した反日デモや、微小粒子状物質「PM2・5」による大気汚染の深刻化、円安の進行によるコスト増などで日本企業が駐在員や家族を帰国させているためとみられる。