【安保】首相「ある国が埋め立てをしている」「いざというときに備えることが重要」 ―重要影響事態の認定範囲、「南シナ海」首相否定せず
■自衛隊派遣に外交努力など3原則
衆院平和安全法制特別委員会は28日、安倍晋三首相らが出席し、新たな安全保障関連法案の2日目の質疑を行った。首相は自衛隊が米軍など他国軍を後方支援できる「重要影響事態」の地理的範囲に関し、「さまざまな事態が生起している。南シナ海で、ある国が埋め立てをしている」と述べ、中国が岩礁の埋め立てを進め、米国や周辺国との対立を深めている南シナ海を否定しなかった。