【国際】中国の「歴史修正」に懸念 自民党の小野寺元防衛相が米ワシントンのシンクタンクで講演
自民党の小野寺五典元防衛相は9日、米ワシントンのシンクタンクで講演し、中国の外交当局が米国内の博物館などに働き掛け「歴史の事実を変えようとする動き」が見られると述べ、中国による「歴史修正」に懸念を表明した。修正要求の具体的な中身は言及しなかったが、中国共産党が一党支配や政治腐敗への批判をかわして求心力を高めるため、当時の国民党ではなく共産党が抗日戦争の中心だったとする宣伝活動に関連した動きを指しているとみられる。