【野口裕之の軍事情勢】技術情報窃取で「立志伝」を書く韓国 史上最大の窃盗事件主犯なのに被害者に協力を申し出る中国
中国における「スパイ活動容疑」で邦人が拘束された件に関する菅義偉・官房長官(66)の記者会見を聴き、情けなくて溜息(ためいき)が出た。スパイを送ったか否かの質問に「他の国も含め、わが国は絶対そうしたことはしていない」と答えたのだった。本格的情報組織ゼロの国家的欠陥を強調する発言ではないか。仮に邦人が公安調査庁関係者だとしても、拘束は日本の〝情報組織〟が国際レベルに達しておらぬお粗末を裏付ける。