【中国】資本逃避加速 過去最悪の121兆円大流出 人民日報は危機説打ち消しに躍起

人民元安と資本流出が止まらない中国に対し、黒田日銀総裁は「資本規制」導入を提言した中国からの資本逃避(キャピタルフライト)が加速している。昨年の流出額は「過去最悪」の1兆ドル(約121兆円)に達し、世界最強の投資家、ジョージ・ソロス氏の「ハードランディングは不可避」との警告が現実味を増す。日銀の黒田東彦(はるひこ)総裁からは「資本規制」の実施を突きつけられるが、この「禁じ手」を導入すれば人民元の国際通貨化やアジアインフラ投資銀行(AIIB)など習近平政権の構想も破綻しかねない。