【朝鮮新報】朝鮮文化財がなぜ日本にあるのか…卑劣極まりない野蛮な所業で日本人が略奪したからだ
〈奪われた朝鮮文化財なぜ日本に 23〉石造物を起重機で破壊、中の舎利塔を奪うバラバラに解体、ダイナマイトも使用
石窟庵の優雅な五重小塔は今もってその所在がつかめずにいる。中村が「某氏の邸宅」とあいまいな表現で、小塔の所在を推測しているが、曽禰の邸宅である節が強い。統監府時代に外事局長だった小松緑は、曽禰が胃癌と宣告され、統監を辞任したのち「湘南の邸宅で死を待つのみの気の毒な状態」と著書に記している。