【経済】中国1~3月GDP、7年ぶり低水準 投資の不振 経済指標は信憑性に疑問も
中国国家統計局が15日発表した2016年1~3月期の国内総生産(GDP、速報値)は、物価変動の影響を除いた実質で前年同期比6・7%増となり、成長率は15年10~12月期の6・8%から減速した。リーマン・ショック後の09年1~3月期(6・2%)以来7年ぶりの低水準。投資の不振などが響いた。中国政府はインフラ投資の拡充や減税などで景気をてこ入れする方針だが、「第2の経済大国」中国の成長鈍化は減速感を強める世界経済を一層圧迫しそうだ。