【歴史戦】なぜ中国は「南京大虐殺」を記憶遺産に登録しながら証拠開示を拒むのか? 本多勝一著「中国の旅」の影響今もなお
■「朝日記者著書は必読の教材」
国連教育科学文化機関(ユネスコ)は昨年10月、中国提出の「南京大虐殺文書」を記憶遺産に登録した。「大虐殺」を示す文書や写真などで構成されているとされるが詳細は明らかになっていない。中国が公開を拒んでいるためだ。外務省の国際文化交流審議官、下川眞樹太は4月28日、自民党の部会で中国側が「技術的な問題」を理由に、登録資料の大半の閲覧を拒んでいると説明した。