【G20貿易相会合】日米欧からの集中砲火で議長国の中国が折れた 過剰生産解消へ、共同声明に盛り込み
中国上海市で開かれていた20カ国・地域(G20)貿易相会合は10日、鉄鋼の生産過剰問題で20カ国が協調する内容を盛り込んだ共同声明を採択し、閉幕した。9月の経済協力開発機構(OECD)鉄鋼委員会で討議するほか、国際フォーラムを設置する可能性についても協議することを明記した。生産過剰問題で国際社会から集中砲火を浴びる中国は、議長国の立場で文言を外すよう主張したが、日米欧や新興国の多くが鉄鋼などの在庫を安価に輸出する中国の動きが保護主義の台頭を招いていると反発。