【軍事】尖閣に中国戦闘機 5月以降数回、領空50キロ接近も 政府は「異例の事態だ」と警戒
中国軍の戦闘機が五月下旬以降、沖縄県・尖閣諸島周辺に複数回にわたり接近し、最も近くて領空まで約五十キロに迫っていたことが十三日、日本政府関係者の話で分かった。航空自衛隊の戦闘機が緊急発進(スクランブル)して対応した。政府は「接近事例が相次ぎ、異例の事態だ」(関係者)と警戒している。中国軍の艦船が六月九日に尖閣周辺の接続水域を初めて航行するなど、海域で活動を拡大しているのと同時に、空域でも活動を活発化させている実態が浮かび上がった。