【産経抄】作り話を執拗に垂れ流した朝日新聞の罪 「世界中の慰安婦像をクレーン車で撤去したい」との叫びを受け止めよ
記者の仕事は、人から話を聞いてそれを記事にすることである。至って単純な作業のようでいて、これがなかなか難しい。その言葉は本当なのか。誇張や歪曲(わいきょく)はないか。勘違いや記憶違いが交じってはいないか。一歩引いて常に疑う必要があるが、当事者を前にするとつい信じ込んでしまいがちだ。▼19日付小紙朝刊に、韓国や中国の民間団体が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「世界の記憶」(記憶遺産)に登録申請している慰安婦資料に関する記事が載っていた。