【韓国】韓国政府の釜山港育成計画はむなしいギャク
数日前に電話で話した海運専門の韓国中小物流会社の取締役は、記者に出し抜けに「政府の『むなしいギャク』を見たか」と尋ねてきた。先月29日、韓国海洋水産部(省に相当)が発表した「第3次全国港湾計画修正案」についての話だった。この計画の中核は、釜山港を「世界2位のコンテナ積み替えハブ」に育成するため荷役などを行う同港のコンテナバースを現在の21カ所から37カ所に増やすなど、全国59港湾の競争力強化に20年までに15兆ウォン(約1兆4000億円)を投じるというものだ。