【豪中】「オーストラリアに浸透する中国のスパイ」亡命外交官
11年ぶりの沈黙を破り、警告を発する
2005年にシドニーの中国領事館から出て、オーストラリアに亡命を願い出、受理された元中国人外交官、チェン・ヨンリン氏は、当時にも、「オーストラリア国内に中国人スパイが1000人はいる」と語った。それから11年、チェン氏は口を開き、「オーストラリア国内にいる中国のスパイやエージェントの数は増えている、と警告している。ABC放送(電子版)が伝えた。
チェン氏は現在はビジネスマンとして働いているが、「現在も中国政府のスパイは着実に増えてきている。10年経って、中国政府は世界でももっとも豊かな政府になっており、金もある。スパイを増やす金も十分にある」と語っている。また、「スパイの大部分は本職を持ち、片手間に小さな情報を本国政府に送ることをしている。この10年間、オーストラリアに対する北京政府の影響力に懸念を感じている。昨年、ダーウィン港の99年運営権を中国企業のランドブリッジに与えたことはまったく愚かなことだ。ダーウィン港は戦略的要衝であり、北の防衛拠点なのだが」と語っている。また、最近に南シナ海における中国軍の拡張工事を支持する中国系活動家がデモをしたことについても、「オーストラリア国内の中国系国民を代表する者の大半が中国政府の手先になっている」と発言している。■ソース
Chinese spies in Australia on the rise, former diplomat Chen Yonglin says