【緊迫・南シナ海】禁漁区構想でドゥテルテ比大統領「漁業資源維持が狙い」
フィリピンのドゥテルテ大統領は24日、南シナ海のスカボロー礁(中国名・黄岩島)で環礁内に限って禁漁区にするとの自身の構想について「魚の産卵域を保護し、漁業資源を維持するのが狙いだ」と述べた。南部ダバオで記者団に語った。スカボロー礁を巡っては中国と領有権で対立してきた。ドゥテルテ氏は19日、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議が開かれたペルーで中国の習近平国家主席と会談した際、環礁内を双方の禁漁区にすることを提案。