【仏像】対馬から盗まれた仏像 韓国寺院に所有権の根拠は?「仏像の指と袈裟(けさ)に燃えた跡があることが略奪の根拠」
韓国・大田にある文化財庁の国立文化財研究所には所有者のいない高さ50.5センチ、重さ38.6キロの仏像1体がある。韓国人の窃盗団が2012年、長崎県対馬市の観音寺から盗んで韓国に持ち込んだ「観世音菩薩坐像」だ。朝鮮半島の高麗末期の14世紀初めに作られたとされる同像は、衆生に慈悲を施す菩薩である観世音菩薩が両方の足を反対側の太ももの上に乗せる「結跏趺坐(けっかふざ)」の姿をしたもので、高麗末期の菩薩像のうち、最高水準の芸術的な価値を持っているとされる。