【沖縄タイムス/社説】トランプ政権の中国敵視で衝突招きかねない、米に従い海兵隊を引き留める「卑屈外交」が強くなる恐れ
トランプ米大統領の安全保障政策に対する日本側の懸念を払拭(ふっしょく)するためマティス米国防長官が来日、安倍晋三首相や稲田朋美防衛相と相次いで会談した。米軍普天間飛行場の辺野古移設についてマティス氏は、安倍首相との会談でこう語ったという。「プランは二つしかない。一つは辺野古、二つ目も辺野古だ」新基地建設の中止を要請するため翁長雄志知事が訪米している最中に、知事の要請行動は無意味だと言わんばかりの、県民感情を逆なでする発言が飛び出したのである。