【香港】前長官に禁錮1年8月 在任中の罪問われ実刑判決、政治混乱に拍車も
香港の公共放送RTHK(電子版)によると、香港高等法院(高裁)は22日、公職者による不適切行為の罪で有罪の評決を受けていた前行政長官の曽蔭権被告(72)に対し、禁錮1年8月の実刑判決を言い渡した。香港で1997年の中国返還後、政府トップ経験者の有罪判決は初めて。被告側は上訴する意向だ。曽被告は2005年から12年までの長官在任中、政府が放送免許の審査を行っていたラジオ局の大株主との間で、高級マンションの賃貸交渉をしていたとして起訴された。