【産経】朝鮮半島有事は現実味を帯びているが…解散で国民に立法府の意義を問うてはどうか? 目を覆わんばかりの異様な国会論戦を憂う
国権の最高機関であり、唯一の立法機関である国会がこれでよいのか。2月下旬からの約1カ月間、国会審議の大半は私立の学校法人にすぎない「森友学園」をめぐる一連の騒動で空回りしている。国会による疑惑追及の意義を否定するわけではないが、国民の血税が毎日、無駄に浪費されていると言ってよい。17日の衆院外務委員会は、安倍晋三首相が出席した約1時間のうち大半を、森友学園問題と、南スーダンPKOをめぐる陸上自衛隊の日報問題に費やした。