【軍事】空自緊急発進が冷戦期超え 最多の1168回、対中国機が7割 平成28年度
防衛省は13日、領空侵犯の恐れがある外国機に対し、航空自衛隊の戦闘機が平成28年度に緊急発進(スクランブル)した回数が過去最多の1168回だったと発表した。旧ソ連の活動が活発だった冷戦期の昭和59年度に記録した944回を上回った。対中国が851回で7割以上を占め、これも最多になった。今年3月2日に戦闘機や爆撃機などと推定される中国軍機計13機が沖縄本島と宮古島の間を往復飛行するなど、日本近海上空への中国軍機の進出が顕著に拡大。