【和歌山】中国製混入の「原薬業者」説明責任果たさず…陳謝も質問打ち切る 和歌山県は検査を厳格化へ
和歌山市の大手原薬メーカー「山本化学工業」(山本隆造社長)が、風邪薬の成分として知られる解熱鎮痛薬アセトアミノフェン(AA)の製造過程で、安価な中国製AAを無届けで混入していた問題で、和歌山県は28日、22日間の業務停止命令を下した。医療用AAで国内シェアの5割を占めるとされる企業の不正は、医薬品に対する消費者の信頼を大きく損ねたが、山本社長は記者団の質問に重く口を閉ざし、説明責任を果たそうとする姿勢はうかがえなかった。