【北方領土】ロシア極東サハリン州は大歓迎 北方領土での日露共同経済活動 でもモスクワは後ろ向き
北方領土での日露共同経済活動の実現に向けて、日本から官民で構成する調査団(団長・長谷川栄一首相補佐官)が5月末、北方領土を事実上管轄しているロシア極東のサハリン州を訪問した。長谷川氏と会談したコジェミャコ州知事は水産、農業、観光と次々に日本と協力したい分野を挙げ、共同経済活動を歓迎する意向を示した。しかし、日本側が事前にモスクワのロシア外務省に提示していた共同経済活動の事業案はサハリン州政府に伝わっておらず、消極的なモスクワとの温度差を印象付けた。