【コラム】中国の普遍的価値への敵視、劉暁波氏の悲劇が立証 「一帯一路」や「AIIB」という中国主導のグローバル構想への警告
中国のノーベル平和賞受賞者の民主活動家、劉暁波(りゅう・ぎょうは)氏の痛ましい死を招いた中国政府への米国官民の糾弾が激しく続く。その勢いを見ていると、トランプ政権の対中政策の変質だけでなく、中国のグローバルな活動全体への国際社会のブレーキのような抑制を連想させる。この悲劇は日本も誘われている中国の「一帯一路」や「アジアインフラ投資銀行(AIIB)」という国際構想の衣の下の人権弾圧という非人道のヨロイを見せつける効果があるからだ。