【書籍】「江戸時代から日本は朝鮮に先んじていた」~新刊『学校では教えてくれない日本史』、内容全てに同意するのは難しいが…
▲著者のシン・サンモク氏
今日の日本を作った出発点としてしばしば1867年の明治維新が挙げられる。封建的政治体制と決別した日本が西欧技術と制度を積極的に受け入れ、アジアで一番最初に近代化に成功したという。しかし、新刊「学校では教えてくれない日本史」はこのような考えと一線を画す。同書は古来、私たちから先進文明を受け入れた「後進国」日本が100年余り前、西欧化の改革を通じて強大国になった、という認識が事実とかけ離れていることを指摘する。