【朝日新聞】歴史に通じた人々から「戦前と似た空気」を指摘する声が相次ぐ いきすぎた自国第一主義、他国や他民族を蔑視する言動…
(社説)72年目の8月15日 色あせぬ歴史の教訓
あの戦争のころ、世の中はどんな色をしていたのか。世界のすべてがモノクロームだったようなイメージがある。そう話す若者たちがいる。目にする空襲や戦地の映像はどれもモノクロだから、と。「『戦時下』って、自分とは別次元のまったく違う世界だと感じていた」戦中の暮らしを描いたアニメ映画『この世界の片隅に』で主人公の声を演じた、いま24歳ののんさんもそう語っていた。