【日本経済新聞】日米同盟のような関係を中韓とも築ける日が来るのだろうか 靖国は国粋主義者の牙城にしてはなるまい
戦後72回目の終戦の日を迎えた。先の大戦で惨禍を被った内外の多くの犠牲者を悼み、平和への誓いを新たにしたい。先日、沖縄県の大田昌秀元知事が亡くなった。沖縄戦では、少年兵で構成する鉄血勤皇隊に動員され、最前線で伝令などを務めた。「鉄の暴風」を生きのびたのは、師範学校の同期生125人のうち37人だった。戦後は米国の大学などで学び、日本側の資料がほぼ焼失した沖縄戦の様相を米資料などから再現しようと努めた。