【瀬口清之】日本が大好きな若者が切り拓く日中真の交流 歴史認識、領土問題の障害を乗り越える相互理解と相互信頼
1.日中の大学生が自主的に実行する日中学生交流プログラムここ数年、夏になると楽しみにしている大学生との交流の場がある。日中両国の大学生がそれぞれ約20人ずつ、計40人程度の学生が参加する交流プログラムである。中国人の学生は、中国本土から参加する学生が多いが、日本の大学に在学中の留学生も加わる。このプログラムは2012年9月の尖閣諸島領有権問題を機に最悪の状態に陥った日中関係を何とか改善するために、自分たちでも何かできないかと考えた当時の大学生が2013年にスタートさせた。