【コラム】危機で高まる「コリア・パッシング」の懸念:韓国の生存戦略は?―高 永チョル
北朝鮮は、米領グアム近海への中距離ミサイル包囲射撃を保留したと発表した。しかし、韓半島の危機が完全に除去されたわけではない。北朝鮮は従来、挑発発言と予告の後、実際の挑発を繰り返してきた。その前例に照らすと、グアム近海包囲射撃と他の軍事挑発の可能性を完全に排除することは困難である。もし、米領グアムが包囲射撃を受けると、アメリカは第2のパールハーバー、9・11テロ攻撃と受け止め、大量報復軍事行動を敢行する可能性が高まる。