【中国】ケンブリッジ大学の自己検閲は氷山の一角 欧米の大学に入り込む「孔子学院」
[ロンドン発]2012年、英保守党のキャメロン政権(当時)はチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世に会うなど、当初は中国の経済問題より人権問題を重視していました。しかし、中国マネーを呼び込んで経済成長につなげたいという思惑から、英中「黄金時代」を演出します。15年10月、中国の国家主席、習近平がイギリスを公式訪問した際、チベット自治区や気功集団「法輪功」の亡命者が抗議する声は、在イギリス中国大使館に動員された中国人留学生が打ち鳴らす鉦(かね)や太鼓にかき消されてしまいました。