【中国】「軍事部門も掌握」 習主席“神格化運動”がとまらない
秋の中国共産党大会で個人独裁体制の確立を目指す習近平国家主席が7月、異様な強権支配を加速させた。後継者候補の一人とみられていた孫政才(そん・せいさい)党中央政治局員(前重慶市党委員会書記)を失脚させると、軍権掌握を誇示する軍事パレードを行い、将兵に習主席個人への忠誠の誓いを叫ばせた。「主席、ハオ」閲兵式を国営テレビで全国中継習主席は党大会で、毛沢東時代の「党主席終身制」を復活させる党規約改正を実現したい意向で、そのために自らの神格化運動をしているとの観測が強まっている。