【広島】「戦争 加害も伝えねば」 毒ガス島歴史研究所代表、遺棄兵器の健康被害が続く中国への支援の必要性訴える
福山市今津町の蓮華寺で26日、第3回平和の祭典が開かれた。大久野島(竹原市)で平和学習のボランティアガイドをしている毒ガス島歴史研究所代表、山内静代さん(69)=同市=が約80人を前に講演し、「戦争被害だけではなく、加害の事実を正しく次世代に伝える責務が私たちにはある」と呼びかけた。大久野島では1929?45年、旧日本軍の毒ガス製造工場が置かれ、猛毒のイペリットや青酸ガス、皮膚障害を起こすルイサイトなどが製造された。