【コラム】韓国に鬱憤を晴らす中国はまだまだだ 韓国は冷徹に対応し「度量が広い国」という認識を持たせるのがよい
歴史的に韓中関係が最も平安だった時期は15、16世紀ではないかと思う。14世紀末に中国では蒙古族が建国した元が漢族の明に変わり、韓半島(朝鮮半島)では高麗が朝鮮に変わった。開国初期の混乱を収拾し、1402年に明の第3代皇帝の成祖が即位する頃、朝鮮では「王子の乱」を経て太宗が朝鮮の第3代王になった。それから1592年の壬辰倭乱(文禄の役)までの約200年間、朝鮮と明は平和で安定した関係を続けた。