【中国】米国に譲歩の動き 国内には強気の姿勢崩さず 譲歩もあくまで「自主的対応」だと演出
貿易戦争の「一時休戦」を決めた米中首脳会談からまもなく1カ月がたつが、その間に中国による譲歩の動きが目立つ。外国企業に対する技術移転の強要禁止の法整備や、米国車に課す追加関税の一時停止、米農産品の大規模購入再開が表面化。米国との全面衝突回避のためとみられるが、中国は国内を意識してか「変えるべきでないものは断固として変えない」(外務省)と強気の姿勢を崩しておらず、来年1月に予定される米中貿易協議の見通しは依然不透明だ。