【国際】核戦争リスク、第2次大戦後で最も高い=国連高官 米中対立などで軍備管理を巡る環境が変わりつつある
- 国連軍縮研究所(UNDIR)のレナタ・ドワン所長は21日、現在は核戦争のリスクが第2次世界大戦後で最も高くなっており、これは世界がもっと深刻に受け止めるべき「喫緊の」課題だと訴えた。ドワン氏は、全ての核兵器保有国が近代化計画を進めており、米中対立などで軍備管理を巡る環境が変わりつつあると指摘。武装集団や民間武装組織、さらに攻撃と防衛の境をあいまいにする新技術の拡散によっても、伝統的な軍備管理の枠組みがむしばまれているとの見方を示した。