【朝日新聞】市長が「日本人の心を踏みにじる事に血税使用はいかん」と不自由展を批判したが、多くの人が不快に感じる展示も表現の自由だ
● 「文化守らぬ文化庁」今も昔も
トリエンナーレへの補助金不交付に、映画『靖国 YASUKUNI』李監督は何を思う石川智也 / 朝日新聞記者
・文化助成は国からの“施し”ではない
河村たかし・名古屋市長は今回の不自由展を「日本人の心を踏みにじるようなもの。市民の血税でやるのはいかん」と批判したが、こうした「公的施設を使い公金を受け取るなら、国民の感情を損ねる表現をすべきではない」という発想を支持する人は、「相変わらず」少なからずいる。