【時事通信】フィリピンの地位協定破棄は「残念だ。間違った方向だと思う」中国けん制に打撃 米国防長官
エスパー米国防長官は11日、フィリピン政府が「訪問米軍に関する地位協定」の破棄を決めたことについて、記者団に「残念だ。間違った方向だと思う」と述べた。米国は南シナ海の軍事化を進める中国をけん制するため、安全保障分野で東南アジア諸国との連携強化を目指しており、協定破棄は打撃となる。エスパー氏は「われわれは米比2国、あるいは地域の同盟国やパートナー国と共同で、中国に国際法を順守するよう求めてきた」と指摘。