【産経新聞】中国が低出力核実験の疑い 米国務省が報告書で公表 新疆ウイグル自治区のロプノール核実験場
米国務省は15日、核不拡散や軍備管理の履行状況に関する報告書を発表し、中国政府が爆発力を抑えた低出力の核実験を極秘に実施している可能性があると指摘した。中国による新型コロナウイルスへの対応や南シナ海での覇権的行動などに加え、米中対立の新たな火種となる可能性が高い。報告書は、中国が低出力核実験を行っている疑いがある根拠として、新疆(しんきょう)ウイグル自治区のロプノール核実験場で大規模な掘削が行われているほか、中国が爆発を封じ込めるための特殊な坑道を使用していると指摘した。