【国境紛争】中国 ブータン東部の野生生物保護区に領有権を主張「07/23」
中国との国境が画定していないヒマラヤの王国ブータンに対し、中国が、東部にある野生生物の保護区の領有権を主張したことがわかりました。この地域への領有権の主張は公式には初めてとみられ、周辺国の警戒感が一層強まりそうです。途上国の環境対策を支援する国際機関「地球環境ファシリティ」の議事録によりますと、先月の会合で中国側の代表が、ブータン東部の「サクテン野生生物保護区」について、「中国との国境協議で議題となっている係争地帯だ」と述べ、領有権を主張したということです。