【徴用工訴訟】年内にさらに複数判決へ 日韓協議への影響不可避
韓国のソウル中央地裁で28日、徴用工として動員されたと主張する韓国人や遺族85人が日本企業16社に賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が行われ、結審した。判決は6月10日に言い渡される。地裁では今週、ほかに同種の訴訟3件でも弁論が行われ、年内に複数の判決が出る見通し。いわゆる徴用工訴訟をめぐっては2018年10月の韓国最高裁判決以降、日本企業敗訴の確定判決が関連訴訟を含め計3件出ているほか、最高裁や下級審で係争中の訴訟が少なくとも約30件に上る。